Run to The Miyashitahills

　
内山牧場キャンプ場は標高1,200ｍの山の頂にあるまさに天空のテン場。
　
荒船山の岩壁が谷を挟んで眼前に聳え立ち、辺りは360度見渡す限りの絶景です。
　
がしかし、本日の山沿いは午後から雷雨となることが必至。ここでのそれはチト頂けない。

ということで、パス。
　
同じ山の上でも林間のあそこなら・・・と野営地をカヤノ平に変更しました。
　

　
で、ここから迷子に。
　
そこは迷宮？の別荘地でした。
　

　
左下の妙義荒船林道を駆け下りてきた私は、この八風の郷別荘地というところに迷い込みました。
　
この迷路の正解は右上に抜けていく太い道の訳ですが、実際の道はそうメリハリが効いている訳でもなく。
　
加えて等高線をご覧いただければ分かるように、そこそこにアップダウンしておりの...
　
まあ見事に嵌りました。
　

　
　抜け出た先には向日葵が 「はいお疲れさん♪」
　

　
その後は浅間サンラインで真田家の秘湯、角間温泉に。
　
　がしかし、門前払いを喰らうと。
　

　
なかなかに趣深いところだったに・・・無念じゃ。
　

　
鳥居峠を越えてプチ北海道な嬬恋パノラマラインを流します。
　

　
志賀草津道路
　
所々で舗装工事をしておりました。走り易くなると良いですな。
　

　
一応あの先までは走ってみましたが、如何せん空が不機嫌で。
　
カヤノ平もパス。
　　

　
夕立ねぇ・・・・・そういえば簀子があるあそこが良かろう。
　
ということで、まいどミヤシタヒルズ・キャンプ場へと、行く先を定め直しました。
　　
　
しかし万座ハイウェイは通行料金が高い。
　　

　
な、わんこよ。
　
　・・・おや？
　

　
「うるさくてすまんね」
　
にこやかに挨拶されたご老体でした。
　
いえいえとんでもない。良いものをお聴かせ頂きました。
　

　
こうして無事到着したミヤシタヒルズ・キャンプ場。
　
間一髪。テント設営完了と同時に雷雨となりました。
　　

　
恵みの雨か。
　
花々がみんな上を向いたような気がしましたが...まさかね。
　
　
さて如何いたそう。
　
汗だくだし、食材などもこれから調達せねばならないし...
　
ええいままよと、合羽を羽織って雷雨の中をバイクで出掛けました。が、山麓の温泉施設は休館日。
　
仕方あるまい・・・と適当な食材とお酒を買って、鳴り止まぬ雷に首を窄め乍らテントに帰りました。
　

　
暫くしたら雷雨も収まり。
　　

　
月か。
　

　
この夜は私のキャンプとしては少々遅い、22時くらいの就寝となりました。
　　

　
翌朝5時。
　
朝靄のなか。
　　

　
夕陽のような朝陽でした。
　　

　
ミヤシタヒルズ。いつきても穏やかな人たちで賑わっているような気がします。
　
やかましい輩とはかち合ったためしがない。
　
　　
丘の下の方の団体は教会の方々で、皆で朝の讃美歌を唄っていました。
　
私は無宗教だけれど・・・皆で信じるものを分かち合えるって素敵だなと、素直に思いました。
　
　
　　
なんだかんだで今回もなかなかのキャンプになりまして有難うございます。　（誰に言うともなく）
　　　

　
で、早朝のビーナスラインです。
　
たまにはベタな写真も撮りつつ。
　　

　
美ヶ原美術館の駐車場。無論バイクなんてまだ1台も来ておりません。
　
と思っていたら来た、1台。
　
MT-09でした。
　
　
MT-09...韋駄天のようですな。興味あります。
　

　
随所にお気に入りの休憩スポットがあって、そこで小休止や景色を眺めたり。
　
敬愛するとあるバイク乗りの方の指南通りに、リアブレーキの使い方を再意識してみたり。
　
蛇の抜け殻を見付けたり。
　
　
平日の朝の空いたビーナスラインを堪能させて頂きました。
　　

　
その後はここ最近嵌っている下仁田界隈を抜けて関東に戻りました。
　　

　
荒船山。
　
なんだかね〜あのツラ。
　
妙に胸の奥がざわつくんだよな。何故か。
　

　
下仁田まで来るとガラッと空気が変わりました。まあ暑いったらない。
　
堪らずどこぞの道の駅へと逃げ込みました。
　
向日葵も日焼けしているような色合いです。
　

　
夏休みがなくなったことにより、こうして仕事の合間に単発でキャンプツーリングをしていますが、
　
これがもし夏休み期間中であったなら好天続きの絶好のロングツーリングなっていたなぁと残念に思う反面、
　
この噛み締めるような1泊2日のキャンプツーのような、繊細かつ大胆な内容にはならなかったであろうとも思え、
　
・・・・・とどのつまりはバカボンのパパです。
　
　
「これでイイのだ。」

　終